行間を読む。〜レッスン5日目

今日は学校の行事の都合で、ふたりレッスン!
ということがわかっていたため、
プレレッスン以来の「台本」にがっつり挑戦。
 
とはいえ、「たくさん覚えてたくさんしゃべる」方ではなく
「言葉は最小限で、その行間を読む」方の。
 
このふたりが、いわゆる“行間”をどんな風に読むのか、
楽しみにしながら前の晩に書きました。
 
まず、読む。
「いつ、どこで、だれが、なぜ、なにをしている」
をはっきりさせていきます。
台本には、はっきり書かれていることと、書かれていないことがあります。
そこで、
 
①事実として書かれていること
 
②そこからとうぜん、推測されること
 
そして
 
③さらにそこから推察されること
 
にわけて考えていきます。
 
まずはレクチャー。
(超真剣…!)
 
そしてディスカッション。
 
特に③は、答えが一つではないので、
他人が書いた台本を演じたり、演出したりするときは、みんな
そりゃもうたくさん、たくさんたくさんたくさ-----ん考えます。
 
「うーん…どうなんだろう…」
 
故・蜷川幸雄さんは昔「200通り考えるんだ」と言ってました。
うん。それくらい、いろんな可能性があるってことです。
 
とくにこれは、練習用の台本なので、
この会話の前にどんなことがあったかは、わざとぼかしてあります。
 
そのぶん、無数の可能性があります。
それを、ストレートに考えてみたり、違う方向から考えてみたり、
消去法で的をしぼっていったりします。
(☝︎20の扉がこのへんに関係してきます。)
 
台本を読むって、まるでパズルみたい。
または、推理みたい。です。
 
さーて、やってみましょうか。
 
1回目。
 
セットの中で、自分が読み解いた設定だったら、
自分はどこにいたいか…立っていたいのか、座っていたいのか。
 
どこからどう歩いてきて、どこで立ち止まるのか。
 
それによって、自分の気持ちも変わるし、相手の気持ちも変わってきます。
 
動きながら、感じて、発見していきます。
 
からの、2回目。
お。だいぶ変わりました。なるほどね。そうきたか。
 
ちょっと気まずい雰囲気の場面なので、
ふたりとも超シリアスです。
 
 
ふたりとも、よく本を読んだり、文章を書いたりすることもあって、
例の「行間」や、言葉や行動の表と裏の違いにも敏感。
 
しかし、集中して1回やったあとは、
こんな感じ(笑)
 
まぁ、オーディションで渡されるセリフは、
今日の台本みたいに書かれてない部分も多かったりするので、
 
そこを自分で想像して、広げて、演じていくこと。
 
が大事になってきます。
 
そこで、この台本、休みの2人も入れて、またやりますよ宣言。
次は、役を交代してみたい!のリクエストも。
役が変わるとまた違った景色が見えてくるからね。
 
組み合わせによっては、
コミカルになったり、とても悲しいシーンになったり、
いろいろと変化しそうです。
 
楽しみです!
 
 
さて、次のレッスンは12月23日、
場所は変わってディーコクサイプラス(モデル事務所ディネアンドインディーのスタジオ)
 
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