私は誰でしょう?

「相手の立場に立って考えてみようよ」なんて言ったりしますが、演劇はそもそも「役の立場に立ってあれこれ想像する」もの。


まずは、目の前に現れた『だれか』がだれなのかを追求!

『まおねえちゃん』じゃなくて、どうやら物語の登場人物らしい。

追求するときは、『だれか』がベラベラ喋っちゃうとすぐわかっちゃうので、みんなは「はい」か「いいえ」で答えられる質問しかできません。

『だれか』は喋らなくても、なにかしら特徴があったりします。

まおねえちゃん、ふだんは女の子だけど、この座り方は。そしてこの低い声は…

「あなたは男ですか?」

「はい」

「王子様ですか?」

「…いいえ」

この「…」もときどきヒントになったりします。観察、観察!

質問はみんなで20個まで。そのうちだんだんわかってきます。

「あなたは全身に毛が生えてますか?」

「はい」「!!」

なんと、美女と野獣の野獣さんでした。


誰だか判明したところで、野獣さんへインタビュー。

ーベルさんの第一印象は?

ー一緒に暮らしてみてどうでしたか?

などなど。

台本を読んで、役を考えていくときも言葉で書かれていないことに対して「問い」を立てていくことが必要になります。いろんな角度からその人を分析、追求していくんですね。









それにしても。いまって、「みんなが知ってるベーシックな物語」っていうのが絶滅に向かってる気がします。

昔(昭和)は、日本の昔話やグリムやアンデルセンっていう定番がありましたけど、いまは日本の昔話を知らない子も多いし、洋モノはたいていディズニー化されてたりするのでね…「人魚姫」と「リトルマーメイド」を同じ話としてしまうと、だいぶ話がこんがらがってきます(笑)。



さて、残すところ一週で今年のドラマスクール はおしまい。

来年もいっぱい楽しいことしよう!


こどものためのドラマスクール沖縄では、新しい仲間をいつでも募集中。

年度や月の途中からでも入会できます。

レッスンは毎週日曜日 10:10-11:50、那覇久茂地の「ゆかるひホール」にて。

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こどものためのドラマスクール Okinawa

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